多くの人がお金持ちになれない最大の要因は、人と違ったことをするのをためらうことにあります。
他の人と同じことをしようとか、同調圧力に弱い人たちは大抵、投資をスタートするのが遅れる傾向があり、そのためいつも遅れて買いはじめ、結果として損をしてしまうのです。
雑誌やネットで有名になった投資に参入したとしても、大抵は遅すぎるものです。
ほとんどの場合、みんなが騒いでいるときというのは、最高値をつけている場合がほとんどです。そして初期に投資した人たちは、売り抜けているものなのです。
特に日本人は流されやすく、同調圧力に弱い傾向があるので、みんなやっていると自分もやってみたくなるという傾向があります。
逆に頭の良い投資家は人気がないところを選んで投資するものです。
ほとんどの投資家がそうできないのは、人気がないものを買う勇気がないからです。
投資とは本来、本質的な価値や可能性を認めて行うもので、売る時に利益を得るのではなく、買うときに利益を得るものです。そして辛抱強く時が来るのを待ちます。
ですからだれもやっていない投資に手を付けることに意味があるのです。だれもやっていなければいないほど、少ないリスクで大きな利益を得るチャンスがあります。
値段が上がっているから、みんなが買っているからという理由で投資するのは、損してもいいと言っているのと変わりません。
今度、多くの人の間で評判になる投資に誘われた時に、立ち止まって「みんなやっているからという理由で何となく投資しようとしていないか」考えてみるのは良いことです。