金融関係の報道の大半は正直、あまり重要でないものばかりです。
データは捏造されているか仮にそうでなくとも重要性は低いものが多いのですが、中には非常に重要なものがあります。
また表向きの話とそうでない話もありますので、我々は本音を識別する必要があります。
2020年に発生したパンデミックの引き金となった理由の一つとして、2019年に発生したレポ金利急騰が指摘されています。
リポというのは金融機関の間で、国債を担保として超短期の資金の貸し借りを行うシステムのことです。
一晩だけ資金を融通してもらうことも多いのですが、金利が急騰するということはどこかの金融機関が破綻寸前のため深刻な信用不安が発生していることを意味しています。
たった一晩だけであっても金を貸したくないと思わせる事態になっていたわけです。
何らかの口実を付けて大規模な金融緩和をする必要があったというわけで、突然コロナが発生したと推測されています。
もちろん理由は他にも複数あるとは思いますが、金融トラブルも要因の一つであったことは想像に難くありません。
ロバートキヨサキはリポ金利急騰が起こった直後に、何かが起こると発言していましたが、結局パンデミックが起こったことから二つの事件の関係性を大いに疑っていました。
とは言えこの時に主流メディアが関係性を認めることは、ありませんでした。
ところで先月末に同様の事件が発生しました。
FRBの利下げ直後にリポ金利が急騰しており、主流メディアが取り上げています。
少なくともブルームバーグ、ファイナンシャルタイムズ、ロイターはこの件を取り上げていますが、この意味は非常に大きいと思います。
ファイナンシャルタイムズでは「2019年のリポクライシスの再来か?」と題する記事が掲載されています。
Is a repeat of the 2019 repo crisis brewing?
元FRBのトレーダーでバンクオブアメリカのアナリストが書いたレポートに関する記事ですが、その中でこのように述べています。
昨日出したレポートの中で、彼はもっと不吉なものを見過ごしていたことを認めており、金融システムから資金が流出する事態を懸念していることを指摘しています。
金融機関に資金がないことが、金利急騰の原因であるとしています。
記事の中では金融機関には3.-3.25兆ドルしか資金がない事も指摘していますが、これは利下げが直接の原因となっています。
0.5%の利下げは金融機関にとって、強烈な締め付けとなっています。
毎晩のようにレポ取引が金融機関の間で行われているわけですが、利下げによる国債価格の高騰のため、レポ取引のためにより多くの資金を必要となっています。
同時に利下げ前の高金利での取引を解消する動きも進んでおり、そのためには現金が必要となるわけです。
要するに利下げにより金融機関は一層金欠となり、それが信用不安につながったと言えると思います。
記事の結論としては、レポは市場の心臓とも言うべき部分であり、FRBの診断が遅れると2019年の再来となると述べた上で、診断が遅れる可能性が高いことも指摘しています。
バフェットがバンカメ株を大量処分しているのも納得ですね。
2019年のレポクライシスとパンデミックに関連性があるとするのであれば、今回のレポ金利急騰の後に何が起こるのかという疑問が浮かびます。
その中にはイランの核施設に攻撃を仕掛けるという話や、人為的だと思われるハリケーンが次々とアメリカに襲来するといった事件が起こっています。
第三次世界大戦を引き起こしたいとする思惑も成果を上げていませんし、気候変動もうまく行っていません。
第三次世界大戦も起こらず、気象兵器も不発だとすると他に打つ手はあるのでしょうか?
今週末は三連休なので、金融機関の破綻や吸収合併が起こるのかもしれません。
最後の別の話です。
トランプ大統領が選挙前にジョーローガンのショーに出演することになったようです。
これに関しては過去の予測がありましたので、下にリンクを貼っておきます。