昨晩はついに銀価格が$30を突破しただけでなく、$31も超えました。
これまでは$25から上昇していき、$30手前で膠着状態が続いていました。
$30越えはスタッカーにとっては朗報ですが、金融機関にとってはかなり痛い一撃となっている可能性が高いです。
中国とインドの強烈なシルバースクイーズで価格の上昇圧力がかかっている中で、金融機関は価格を押さえつけるためまにショートを積み重ねていました。
アメリカ債務時計によるとレバレッジは398倍です。つまり本当の銀の価格は$12,000を超えていることになります。
現在のコメックスのシルバーのネーキッドショートの契約数は160,597で、契約は5000オンス単位です。
昨日一日で1600億ドルの損失が発生していると見られています。
JPMはバンクオブアメリカに対して、10億オンス以上の銀のリースをしているようです。
バンクオブアメリカはそれを使い異なるデリバティブを生成しているようですが、リースの銀を返すことができるのでしょうか?
ベアスターンズ同様、致命傷を負っている可能性も否定できません。
「銀は金融システムのアキレス腱」だと言われますが、昨晩ついに致命傷となる可能性があります。
ロバートキヨサキは偽物のお金であるドルを売って、銀を買うように勧めています。
たった$35なので、誰にでも手が届く金額だと述べています。
ロバートキヨサキは銀は最高の投資だと述べていますが、私は投資ですらないと思っています。
銀を買うことは、死につつある偽物を手放して、代わりに本物に取り換える作業に過ぎません。
もちろん通貨という単位で比較すると短期的には価格が突然暴落する可能性はありますし、コメックスがデフォルトして突然閉鎖する可能性もあります。
もしあなたが銀について「投資は分散が大事だ」などど思っているのであれば、大きな勘違いをしていると思います。
いったん高騰局面に入り価格操作ができなくなると、暴騰する可能性も十分あります。
スタッカーたちにとっては長年待ち望んできた時がようやく来たのかもしれません。
今週末にコインを数枚買い足すのは、悪いアイディアではないと思います。