今の時期、海外旅行は帰国が一番大変です。
出発前にもPCRテストを受けないといけませんが、本番は到着してからです。
もしかしたら今回特別だったのかもしれませんが、到着後、なぜか検査会場まで30分近く歩かされます。
そしてその間、トイレはありませんでしたので、到着してからトイレに行こうと思っていた人は困ったと思います。
恐らく、これはテスト前に歯を磨いたり、うがいをする人がいるためだと思います。
そして、テスト会場に到着すると、容器を渡され、唾液を取られます。
その時に、事前に渡されていた健康調査票と記入しているかどうかを確認されます。
そして、そのあとは携帯電話にアプリをインストールしているかどうかを確認されます。
位置情報を抜き打ちで確認するアプリ、突然厚生労働省のスタッフから連絡が入るアプリ、そして接触確認アプリのインストールをそれぞれ別々のスタッフから確認されます。
そしてその後、最終確認があります。
その後、PCR検査の結果をもらい、イミグレーションに進みます。この間、確認作業は5-6回も行われていました。
検査結果が出るまでの間の時間を活用して、めいっぱい確認をするというスタンスのようです。
ようやく解放され、入国審査を終えて、スーツケースを取りに行くと、ここでもチェックがあります。
コロナのチェックではありませんが、入国者が良くないため、荷物のチェックが異様の厳しいのです。
まあこれはおまけみたいなものですが、、
ちなみに携帯のにインストールするアプリですが、合計で3つあります。
位置情報アプリで場所を常に確認されているようです。
このアプリは、ランダムで現在地を報告しろという通知が届きます。
その作業をしないでいると、今度はMySOSというアプリに担当者から電話がかかってきます。
居場所の確認をするわけですが、このアプリはカメラが自動で起動するので、本人だけでなく背景も相手側にわかるようになっています。
昨日、かかってきましたが、担当官は私の背景を写すように、という指示をしていました。
要するに、本当に自宅待機をしているのか疑っていたのでしょうね。
2回も検査をして、両方とも陰性であれば14日間も自宅待機をする意味はないと思うのですが、どうなのでしょう?
そもそもこれはどういう要旨のものなのか、という理解が必要だと思います。
これは、外務省のホームページです。
ここには、こう書かれています。
「当分の間、入国拒否対象国・地域からの渡航か否かを問わず、全ての入国者(日本人を含む。)は、入国時の検査を実施の上、検疫所長の指定する場所(自宅等)で14日間待機し、国内において公共交通機関を使用しないことが要請されています。」
ただの「要請」ですから、強制ではありません。
まあ、日本はこういうのが得意ですから、「要請」=「強制」という印象を与えようとしてきます。
そして、これを守らなかったときのペナルティですが、こうなっています。
(1)日本人については、氏名や感染拡大の防止に資する情報が公表され得ます。(2)在留資格保持者については、氏名、国籍や感染拡大の防止に資する情報が公表され得る他、出入国管理及び難民認定法の規定に基づく在留資格取消手続及び退去強制手続の対象となり得ますのでご注意ください。なお、誓約書を提出していただけない場合は、検疫所長の指定する場所(検疫所が確保する宿泊施設に限る。)で14日間待機することが要請されます。
日本人は名前が公表されうる、というペナルティですね。
これは個人的な考えですが、要請に応じないから名前を公表する、ということにはまた別の法的な問題がある気がいたしますが、どうなんでしょうか?
ちなみに調べてみましたが、名前を公開したというケースは見当たりませんでしたので、ただのブラフかもしれません。
と思っていたら、こんなニュースがありました。
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14日間我慢すれば、終わるのでたいていの人は余分なトラブルを避けたほうが良いという結論になるのだと思いますが、個人的にはかなり疑問が残る措置だと思います。
そのうち、ワクチンパスポートがあれば、自宅待機は不要だとかいいだすのでしょうね。
今回は言われるがままに誓約書に署名してしまいましたが、次回はお断りしようかと思いました。
そもそもコロナに感染していて、周囲の人に危険を及ぼすのなら理解もできるのですが、2回も検査して陰性であれば、こんな理不尽な「要請」に従う義務もないのではないかと思うのです。
要請を強制と勘違いさせる日本政府の措置は不信を招くものになると思います。まあ、そもそも信用している人もいないとは思いますが、、、、