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CBDC導入のフェーズ1が始まったのかもしれない、、

トランプ大統領はCBDCを出さないと明言している訳ですが、それとは真逆とも思える事態が進展しています。

成功するとはとても思えませんが、念のために知っておくべき内容です。

(情報の正確性は保証できませんので、あくまでも参考情報として提供します。)

 

ボストンFEDのホームページには、プロジェクトハミルトンと呼ばれるプロジェクトの概要が掲載されています。

Project Hamilton Phase 1 Executive Summary

プロジェクトハミルトンとは、FRBボストンとMITの共同プロジェクトで、簡単に言えばCBDC開発プロジェクトを手かげています。

MITで関係しているのはMITデジタルカレンシーイニシアティブ(DCI)と呼ばれる部署で、プログラム可能な通貨のDNAを作成しています。

デジタル管理システムの背後にある哲学とも言えるものを、作っています。

開発プロジェクトのフェーズ1は2022年に終了し、現在はフェーズ2に入っているようですが情報は非公開です。

フェーズ1ではアトマイザーと呼ばれる、中央集権的なプロセッサーの構築と2段階の非集権的なレジャーを構築し、1秒間に170万の取引を処理することを可能にしています。

現在、フェーズ2ではウォレットへの組み込みを試みているものと思われますが、IDを使用することによる確認を中心とする機能を埋め込んでいると思われます。

同時にアマゾン、マスターカード、グーグルとも水面下で共同していると言われており、使用期限(期限が切れると使えなくなる)を設けることや場所制限を設ける機能(東京都しか使えないといった)をも組み込んでいるようです。

プロジェクトハミルトンは、「非常に高速で正しく機能し、しかも安全である」という触れ込みで紹介されることになります。

 

予想されるCBDCの導入ですが、最初は政府や中央銀行からは行われないようです。

むしろ一般企業が発行するステーブルコインとしてリリースされ、ドルやユーロ等の裏付けがあるという触れ込みとなると思われます。(合成CBDCと呼ばれている)

フロントエンドは合成CBDCでバックエンドは本物のCBDCで、2段構えということになります。

ステーブルコインは政府発行のCBDCへの橋渡しの役割を果たすことになると考えられています。以下はAIによる説明です。

合成CBDCはあくまでもフロントエンドでサークルやペイパルのような企業がリリースしますが、バックエンドはアメリカにおいてはFRBが既に構築したFedNowとなります。

FedNowは完全にプログラム化された通貨で、追跡可能な機能を持っています。

 

すでに合成CBDCのリリースは静かに始まっていますが、以下は現在起きていることです。

まずFedNowは起動状態となっています。

 

サークル社はUSDCという名称のステーブルコインをリリースしています。そして日本でも始まっています。

日本での「USDC」取扱が拡大へ、バイナンスジャパン・ビットバンク・ビットフライヤー取扱をCircleが予告

米Circle社と合弁会社設立に向けた契約締結に関するお知らせ

ペイパルはPYUSDという名称のステーブルコインをリリースしましたが、こちらは現時点では日本の利用は不可となっています。

ただアジアとアフリカでの利用拡大を目指す動きがあり、アメリカでも普及拡大のために高金利の提供しています。

PayPal USD (PYUSD)

ペイパルのステーブルコインPYUSD、アジアとアフリカでのアクセス拡大目指す

ペイパル、ステーブルコインPYUSDに年率3.7%の利回りを提供へ──利用拡大目指す

これ以外ではマスターカード、ビザカード、アップルなどがステーブルコインを相次いでリリースしています。

Visaがラテンアメリカでステーブルコイン連動カード提供へ

マスターカード、グローバルなステーブルコイン決済網を発表

メッシュ、Apple Payと連携──ユーザーは暗号資産で支払い、小売店はステーブルコインで受け取る

 

現在、本人確認認証機能を持つウォレットとの統合が進められています。もしかしたらGoodle Walletが最初なのかもしれません。

Google Wallet Launches Digital ID, Verifies Identity Directly From Mobile

各国政府は現金給付、フードスタンプ、ベーシックインカムといった給付をステーブルコインを利用して行う計画を立てています。

ステーブルコインという名のCBDC導入計画は、確実に進んでいると考えても良いと思います。

 

アクティベーションのタイミングですが、以下が兆候となると考えられています。

 

ドルに対する信頼が崩壊するタイミングか大量売りが発生する時。

大規模金融機関で流動性の深刻な問題が発生する時。

社会不安と経済危機が人為的に創出されるタイミング。

 

「国民の安全を確保するために、政府は緊急用のデジタルを提供しますが、安全でプログラム化されたドル(あるいは円)が使用できます」といった触れ込みで、

危機のタイミングに急いで提供を開始すると考えられています。

そして一度罠に嵌ると、全ての取引は監視され、資金へのアクセスはルールの厳格な順守が要求されることになります。

また使用期限が決められ、また使用目的が制限されることになります。

 

対応は一つしかありません。それは決して使わないことです。また"安全"だという言葉に騙されないようにする必要があります。

すべてのステーブルコインは中央銀行の監視下の下で動作することになっています。

デジタルの支払いに頼るのではなく、現金を常に使用するようにしてください。一度システムに取り込まれると、脱出するのは非常に困難です。

静かに準備を進めておいて、危機発生と同時に口実を付けてシステム化するようです。

計画を事前に知っておかないと、システムに組み込まれてしまう可能性があります。

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