今界隈で話題になっている件について書きたいと思います。
数日前にアメリカのランド ポール議員がフォートノックスに立ち入りました。
動画を公開しましたが、アメリカは147万オンスの金を保有しており、半分がフォートノックスに保管されているとしています。
議員は内部を確認した後、金は保管されていたと説明しました。
そしてFRBと政府により通貨の購買力が大幅に減少し、インフレが発生しているとも説明しています。
内部の動画や写真等の公開はありませんでした。
これまでの流れですがランドポール議員は2025年2月に、フォートノックスの監査をベセント長官に対して公式に要請していました。
今回の訪問は要請に対応したものであるとのことです。

今年の5月にトランプ大統領は「フォートノックスを監査すべき時が来た」とSNSで発信しました。
そしてベセント長官は数週間前に、フォートノックスの金は数えられていること、自分は立ち入っていないが財務省スタッフが立ち入っていることを認めました。
また「すべての金は確認が取れている」とも述べています。
話の流れからすると、米財務省は水面下でフォートノックスの監査を始めていて、請求をしていたランドポール議員は視察に訪れたということのようです。
関連する点ですが、アメリカの議会には2025年金準備透明性法案、H.R.3795が提出されています。
この法案はフォートノックスの包括的な監査を目指す法案ですが、審議は行き詰っており採決の予定も見込みも立っていません。
同じ流れだと思われるのが、トランプ政権が目指しているクラリティ法案ですが、採決が遅れています。
トランプ政権はリセットに間に合わないと見たのか、議会を回避してSECとCFTC経由で強引に押し通す計画を進めています。
今回のフォートノックスの件は法案が成立していない中での、苦肉の策だと思われます。
巷では懐疑的な意見を述べる人が大半を占めています。
「金はとっくの昔に盗まれていてあるわけない」とか「そんな短期間では分からないはずだ」と結論する人もいます。
財務省からの報告書が提出されても「捏造されている」とか「検査結果は信用できない」と言い出す人が続出することになりそうです。
第三者機関による監査でなければ信用できないという人もいそうですし、第三者機関でも買収されていて信用できないと考える人も出できそうです。
今はフォートノックスを訪問したランドポール議員さえも、疑惑に加担した怪しい人扱いをされています。
つまりフォートノックス=疑惑の象徴的存在というわけです。
もちろん私はそう結論する理由を理解できないわけではありません。
ただ最近のトランプ大統領やベセント長官の発言からすると、フォートノックスの金は無くなっているという噂を葬り去ろうとしていることは明白です。
法案が成立していない中で、最大限国民にメッセージを伝えるためにランドポール議員が加勢したと考えるのが自然だと思うのです。
これまでトランプ政権は繰り返し金について言及してきました。
また最近政権は国家の金備蓄に関しての懸念を表明したり、本当に監査に向けての動きをしていることか判断すると、金は本当に保管されている可能性は高いのではないかと思われます。
トランプ政権は法案が成立していないために法的限界がある中で、疑惑の象徴であるフォートノックスの金が無くなっているというのは、都市伝説であると伝えるための情報発信であったと思われます。
(盗まれた後に補充した可能性はあります)
誰が何を何処でいつそして何故という問いについて考えてみると単なる感情論よりも明確な答えが出ると思います。
人々の反応を見ていると政府の他の数々の嘘と一緒にして、何も考えずに存在全てが否定されるべきものだと主張する人が多いと感じます。
政府=信用できない、フォートノックス=疑惑の象徴という固定観念をいったんわきに置いて、全ての情報を「信用できない政府の嘘」とひとくくりにせずに、一つ一つを分析することで違う結論に達するのではないかと私は思うのです。
もちろん嘘が蔓延している世の中ですので、全ての情報を疑ってかかることは必要だとは思います。
しかし同時に何かを信じ始めない限り、次のステップには決して進めないのではないかとも思います。
仮にランドポール議員やベセント長官の主張が正しく金が実際に存在する場合、我々は何も失なわないどころか反対に新たな選択肢が生まれることになります。
金本位制への道筋が開けることになります。
反対に疑惑が正しく金が盗まれていて本当になくなっているのであれば、良いことが起こる可能性はないので普通に考えれば、金はあった方が絶対に都合がよいのです。
金が盗まれているという噂は単なる都市伝説だったと認めることで、失うものは何もありません。
少し前にトランプ大統領はフォートノックスの監査に言及した際、「もし金が盗まれて無くなっていたとすれば、非常に腹立たしい」と発言しました。
また別の時にもフォートノックスの監査に関する質問を受け、金が消えている可能性を匂わせつつも「金はあるだろう」と発言しています。
紛らわしい発言ですが、何らかの目的で疑惑を心理戦のツールとして使用したと考えるのが自然だと思われます。
複雑な金融戦争の最中、アメリカには金がないかもしれないと敵に思わせておくことは作戦上重要だったと推測すべきだと思います。
デジタル通貨推進の姿勢を示しつつも、金の現物はないかもしれないと思わせておく方が好都合だったのかも知れません。
不安を抱いている愛国者たちに、金現物を買わせるための戦略であった可能性も否定できません。
このタイミングで財務省のスタッフたちやランドポール議員がフォートノックスの監査のために内部に立ち入り、金の存在を公式に認めたことは非常に大きいです。
アメリカはもうこれ以上、金の存在を疑惑のままにしておく必要がないということになります。
金を巡る今後の注目点です。
現時点では法案成立の見込みはありませんので、トランプ政権が議会を回避する方法を取らない限り正式な監査が行われるのは先の話となります。
金の存在を認めたことで、これから価格改定の話が焦点になって来るのではないかと思われます。
またランドポール議員は視察に関連した発言で、"$50,000|0.77BTC"だと発言しました。
彼から見たのは金の現物だけではなく、ブロックチェーン上に記録された金備蓄であった可能性もありそうです。

では、今日はここまでにします。
