ここ最近、トランプ大統領に関して否定的な記事を書きましたが、まだ事態は進行中のようで結論はもう少し先に出すべきなのかもしれません。
戦争中なのですべてを額面通りに捉えることはできず、水面下での激しい駆け引きが行われているはずです。
私が落胆したのはアメリカを暗号通貨の中心地にすると宣言したうえで、米ドルを支えるために暗号通貨のプラットフォームをリリースすると宣言したことでした。
ただ話はまだ終わっていませんでした。
トランプ大統領のリリースするワールドリバティファイナンシャル(WLFI)は9/16にローンチのようです。
会見を行うとのことですが、それに先立ち短い動画をリリースしています。
その中では「遅くて時代遅れの銀行を捨て、暗号通貨と共に未来を受け入れよう」というメッセージを発信しています。
WLFIのホームページで興味深いメッセージを発信しています。
「腹黒い銀行や金融機関は、普通のアメリカ人に対して不利になる仕方でシステムを操作していることを我々は知っています。
彼らは人々を締め出し融資を断り、大量の書類を要求したり弁護士費用や取扱費用で人々を圧迫しています。
我々の家族全員はそのことを直接経験しました。
銀行口座を閉鎖されたり、プラットフォームから排除されたり、政治的なゲームのためにありとあらゆる仕方で嫌がらせを受けてきました。
銀行と経営陣のエリートたちは、全てをコントロールすることを欲していますが、それももう終わりです。
我々は権力をあなたの手に戻すことにより、ファイナンスを再び素晴らしいものとします。
この新しいDeFiプラットフォームは腐敗しているだけでなく、費用がかさむ非能率的な仲介人を回避するものです。
官僚があなたの運命を決めることはもうありません。
不公平で時代遅れのシステムを現代化すべき時であり、エリートたちだけに与えられてきたチャンスをすべての人に与えるべき時です。
どうぞ参加してください。再び金融が人々の役に立つようにしようではありませんか。」
メッセージを読む限りでは、以前になされていた発表とは内容が全く異なる感触を受けます。
旧来の金融機関を終わらせると宣言しており、金融危機に直面しているウォール街への宣戦布告のようです。
先日の米ドルを支えるという理念からはかけ離れており、一部の人々だけに富を集中させる中央銀行のモデルに真っ向から挑むもののようです。
来週のFRBの利下げのタイミングでの暗号通貨のプラットフォームへのローンチは、どのような影響を与えるのかに注目です。
WLFIは暗号通貨のプラットフォームなので、どのような暗号通貨が使用されるようになるのかに要注目ですね。
通常はSECがすぐに介入してくると考えられますが、介入できない対策を打っているのでしょう。
金融機関の破壊と仲介人の排除を宣言していることからすると、ビットコインのETFは念頭に置いていないのかもしれません。