プーチン大統領のアドバイザーが、アメリカのドルステーブルコインリリースの目的についての説明を行いました。
以下が発言です。
「アメリカは暗号通貨と金の市場のルールを書き換えようとしています。アメリカには35兆ドルもの債務があることを思い出してください。
金と暗号通貨は、事実上世界の通貨システムの代替品となるものです。
アメリカ政府の動きは主な目的の一つを際立たせるものです。それはドルへの信頼性が毀損している事への対応です。
1930年代と1970年代にアメリカは、自らの財政問題を解決する計画を立てて、全世界にその荷を負わせました。
今回は誰もを"クリプトクラウド"に追い込むことによって、解決しようとしています。
アメリカが政府債務をステーブルコインに組み込んだ後、債務の切り下げを行うことでしょう。
簡単にまとめるとこういうことです。
アメリカは35兆ドルの債務をステーブルコインと言う名の暗号通貨に組み込み、債務切り下げを行うことで再スタートを切ることを計画しています。
(ロシア語では切り下げに相当する言葉は「無価値にする」という言葉を使っています。踏み倒すと言いたいようです。)
これが暗号通貨に熱を入れている人の現状です。」
つまりこの方の主張によるとアメリカは債務問題解決のためのリセットしようとしているということで、その手段がステーブルコインということになります。
そして当然ながら損失を被るのは、暗号通貨に投資した人ということになります。
この解説が正しいという前提で記事を書き進めることにします。
ここまでは一部の人の間で語られてきた内容で、そうはならないという反論ももちろんあります。しかしさらに進んだ異なる推測もあります。
ステーブルコイン導入の本当の目的は金融マフィアの破壊なのではないのか、というものです。
今トランプ大統領は、金融機関とヘッジファンドを始めとしてできるだけ多くの人を、ステーブルコインに誘い込もうとしています。
またアメリカ国内だけでなく、世界中でドルステーブルコインを普及させる動きにも出ています。
ステーブルコインをリセット後のシステムとなると信じさせて金融機関をシステムに組み込んだ後に、米国債を無価値化すると何が起こるのでしょうか?
米国債とステーブルコインに紐づけされた資産や金融機関が連鎖的に破壊されることにはならないでしょうか?
仮という条件付きの話にはなりますが、トランプ大統領が金融リセットでDSを完全破壊を目論んでいるのであれば、ステーブルコイン以上に良い選択肢はないでしょう。
またプーチン大統領のアドバイザーが、アメリカは金のルールも書き換えようとしていると話したことも見逃してはなりません。
ただどのようにルールを変更しようとしているのかについては、言及しませんでした。
トランプ大統領がステーブルコインをシステムの破壊に利用するのであれば、破壊されるのは金融マフィアだけではありません。
預金と年金は消え、ほとんどの人は一文無しとなります。
もしかしたらリセットという名の完全破壊の目的の一つは、ほとんどの人がほぼ同じ状態階の再スタートを切るようになることなのかも知れません。
勝ち組を可能な限り減らしたいと考えているのかもしれません。
この時に誰もが損をすることになりますが、ダメージを最小に軽減してチャンスを生かせる人というのは、システムからできる限り離れている人です。
そういう意味では銀現物という資産は最高です。
ステーブルコイン導入後に米国債の切り下げ、あるいは無効化を行うと、米国債の大量売りが発生して金利は急騰し、結果としてシステムリスクが発生します。
金融機関が牛耳っているXRP、BTC、ETHといった暗号通貨は暴落するはずです。
というのは金融機関はデリバティブによる損失を埋め合わせるために、資産を強制売却しなければならなくなるからです。
金融機関が保有している暗号通貨は、混乱期にはハイリスクとなる可能性が高いと思います。
この時に生き残る暗号通貨は後で大活躍をすることになりますが、95%以上の暗号通貨は消えてなくなると考えておくべきだと思います。
果たしてステーブルコインとして使われるXRPは生き残れるのでしょうか?
暗号通貨投資家も大混乱に巻き込まれて、叩き売って残った資金を貴金属に注ぎ込もうとして殺到することになると思います。
最近、米国債の裏付けがあるとされているテザーが金を購入したことが報じられました。彼らは何を知っているのでしょうか?
クリフハイは最近予測を取り下げてしまいましたが、古くからの予測の中には新米ドルは暗号通貨ベリタシアムを使用した金銀本位制となるというものがありました。
ベリタシアムの開発者はSECからの総攻撃にあい、いまだに法廷闘争を続けています。
開発したトークンのほとんどは凍結されたままで、まだ返却されていない状況が続いています。
ちなみにベリタシアム開発者が保有する特許はほぼすべての暗号通貨をカバーするもので、同時に特許違反が横行していることが見逃されている状況が続いています。
数日前、ゼロヘッジが興味深い記事を掲載しました。
新クラリティ法案は、暗号通貨開発者の過去の違法行為は放免される可能性があることを指摘した記事です。
違法行為を行ったとしていまだに法廷闘争を繰り広げているベリタシアムは、クラリティ法案可決と共に問題から解放されることになるのでしょうか?
となれば、ステーブルコイン破壊後にドルの救世主として浮上する可能性もありそうです。
ちなみにクラリティ法案は今月末までに可決すると見られています。
New CLARITY Act Draft Could Shield Crypto Developers From Past Liability
ところでクリフハイは、10/1(水)に人々の緊張感が一気に高まるとしています。
原因が何なのかについては、明言していません。
アメリカでは9月末が会計年度末なので、翌日に何かが起こるというのであれば、金融イベントとなる可能性も当然あるはずです。
FRB議長は今月に利下げをすると考えられていますので、その影響の可能性も否定できません。
(当初クリフハイは金融問題としていましたが、後に3I ATLASかも知れないと意見を変えました。)
ところでトランプ大統領はエプスタインファイルの情報を開示しなかったことには、理由がありそうです。
ゼロヘッジがエプスタインとJPMの深い関係についての記事を書いていますが、プライベートバンカーの位置づけだったようです。
JPMはエプスタインの1000億ドル以上の資金をすべて預かり、ロシア金融機関への送金や東ヨーロッパの女性手配の資金を手配していたこと。
エプスタインの134の法人管理をしていたこと、またJPM役員のフロアに勝手に出入りしていたことも報じています。
もしステーブルコインが稼働する前に、トランプ大統領がエプスタイン情報公開に踏み切っていたとすれば、作戦は不発に終わっていたと考えることもできそうです。
(楽観的過ぎる解釈かも知れませんが)
ここで書いたことの多く勝手な妄想かも知れませんが、プーチン大統領のアドバイザーがばらしたことは事実だと思いたいです。
トランプ大統領が金融システムの完全破壊を目的としているのかは正直分かりません。
ただ米国債の無価値化を本当に行うとすれば、金融システムに甚大な影響が起こることだけは間違いありません。
銀市場に深刻な問題が発生しているので、数日以内に記事にまとめたいと思います。