最近は多忙のため、ブログの更新が不定期になり申し訳ございません。
最近は貴金属の価格が上がっているので、急いで売ろうとする人がいる反面、急いで買おうとする人も多いようです。
我々が考えるべきなのは、貴金属を手放す引き消えに何が手に入るのか、という点です。
日本円にしろ米ドルにしろ通貨は債務証書に過ぎませんが、金と銀は本物のお金です。
買い煽りと売り煽りが激化していますが、行動の本質を見極めたいものです。
売り急ぐ行為そのものが、自ら「没収」させていることを意味する場合もあることを理解しておきたいものです。

そろそろ月末ですが、コメックスとLBMAの閉鎖は3月になるという見通しが大勢を占めるようになりつつあります。
現物の引き渡し月が3月なわけですが、それまでの間に取引所はルールを次付と変えていき、マージンを上げたり最後には売却のみ可能とするはずです。
価格が大暴落するかもしれませんが、あくまでもペーパーコントラクトの価格に過ぎず、最終的にはコメックスのコントラクトの価格は$1なのに銀現物は$5000で取引されるといった事態を想定すべきです。
少し前にクリフハイが述べていましたが、一日のボラティリティが$20を超えるあたりで取引所と"投資"銀行が崩壊するというデータがあります。
最近は$13-14のボラティリティが発生するようになっていますが、あと少しです。
スタッカーとしては、価格の変動に一喜一憂せずに高みの見物を決め込むのが一番だと思います。
あまり取り上げられていませんが、貴金属業界全体で流動性が低下しています。
ここ最近、特にアメリカでは貴金属ディーラーが一般客からの買い取りを拒否するという話やスポット価格を大幅に下回る価格を提示するという話を聞くようになりました。
これは言いかえれば、買い取りたくてもお金がないことを意味しています。
またアサヒとメトラー(田中貴金属の子会社)などが大手貴金属販売会社が、長期のファイナンスを停止したという話も聞きます。
今朝、米国鋳造所が支払いを遅延したという噂も聞きました。
額は700万ドルほどで遅延は1日だけだったようですが、アメリカ政府機関の支払い遅延というのは決して軽い話ではありません。
貴金属採掘から製造と販売に至るまでの一連の流れの中で、資金の流動性が止まりつつあります。
いくつかの可能性が考えられますが、まずは貴金属のショートをしているのは金融機関だけではありません。
例えば、鉱山運営企業や貴金属ブローカーなども長期販売契約を結んでいて、価格のボラティリティリスクを避けるために先物取引をしている可能性があります。
つまり鉱石を採掘して精製し、製品化して納品するまでのサプライチェーンの流れの中で、どこか一つが壊れれば品物は届かないということになります。
最近よく聞く精製所が込み合っているという話は、中国の輸出規制以外の要因もあるのかも知れません。
別の可能性としては、難しい事態に追い込まれているLBMAが事態を打開するために、意図的に創出しているという話も聞かれます。
つまり一般人に銀現物を買わせないようにするために、意図的に現物流通を阻止している可能性も否定できません。
いずれにしても、多くのコインディーラーは危機的状況に追い込まれていることは間違いなく、貴金属採掘から製造と販売に至るまでの一連の流れの中で、資金の流動性が止まりつつあることだけは事実です。
その中でどこか一つが大きく破綻すれば、全体に波及します。
ですから今の時期に銀を買うのであれば、在庫の中から買うことは非常に重要です。
代金を先払いして、数週間後の納品というケースでは最後まで品物が届かない可能性すらあります。
これに相反する動きもあります。
最近、金融機関は軒並み貴金属価格の見通しを引きあげたり、クライアントに貴金属の購入を勧めるようになっています。
例えば、JPMは金価格は$8000-8500に到達するとの見通しを示したうえで、ポートフォリオの3-4.6%を金にするように勧め始めました。
Gold continues to surge. JPMorgan sees a scenario where it tops $8,000
特に注目すべきなのは、テザーが大量の金現物を購入してスイスに保管しているという報道がなされたことです。
保有量は140トンを超える規模で、週に2トンのペースで購入しているようです。
ステーブルコインの利益で金を購入しているようですが、中央銀行に並ぶ規模となっているため違う推測も浮上しています。
Tether Is Shaking Up the Gold Market With Massive Metal Hoard
アメリカ政府は国民に金を買うことを勧める方針のようですが、近々401k(アメリカの確定拠出年金)を金に投資することが始まる見通しです。
その時に、テザーはアメリカ人の金の保管元として使用されることになるようですが、巨額の資金が金に流入することになります。
テザー社CEOはこのような発言をしています。
「大量の金を購入している外国政府があるが、これらの国家は近々トークン化された金を米ドルに競合する通貨としてローンチすると思われる」と述べています。

Tether Is Shaking Up the Gold Market With Massive Metal Hoard
要するに現在、あちこちでリセットが進行しているということです。
リセットとはある日突然起こるものではありません。
個人的にはテザーは失敗に終わると思っていますが、いずれにしてもトークン化された金が支払い手段として使用される方向性であることは確実なようです。
今やアメリカも中国も国民に貴金属を買うように勧めることで、国内に貴金属を留めると同時に敵国の手に渡らないようにする方針のようです。
ということで貴金属の高騰はまだまだ続きますので、利確して祝杯をあげるのは先に延ばした方が良いと思います。
早い時期に貴金属を買われた方たちの中には、今頃人生を一変させるような資産を手にされている方も多くいるはずです。
しかし私がお勧めしたいのは、今の資産が10-15倍かそれ以上になることを考えていただきたいということです。
そして、その時にどのように資産の乗り換えをするのか計画を立てることをお勧めしたいと思います。
もちろんすべてを知っているわけではありませんが、言えることとしては、一般には発表されておらずインサイダーしか知らないようなイベントがこれから起こる可能性が非常に高いということです。
「慌てる乞食は貰いが少ない」ことを忘れないようにしたいものですね。
では。
