昨日、ある貴金属販売会社の社長のインタビューを聞きました。
今、需要と供給のバランスで言うと、需要は供給の約10倍で、お客様から注文が入るのですが、納入にかなりの問題を抱えているそうです。
先週も納入先に掛け合ったそうですが、三月までは何も納入できない。来月になれば何かは納入できるが、それが何なのかは約束できないというのです。
こうした狂ったような仲、スポット価格は相変わらず低迷しています。ただの価格操作なのですが、当然スポット価格では変えず、プレミアが上乗せされて販売されています。
海外で買われた方はご存じですが、たいていはスポット価格+$5といった価格で購入することになります。
このプレミアは通常コインだとやや高く、ただのシルバーのバーだと安めなのです。
ただ、最近はバーのプレミアが高騰していて、コインとあまり変わらなくなっています。
ですから、今買うのならばコインの方がお得です。
私は最近、二回注文しました。3週間ほど前の注文は、まだ発送できていないようですし、そのあとの注文はさらに一か月はかかりそうな感じです。
先日の個人投資家との戦いで、いったんは勝利を収めたウォールストリートですが、そこではっきりしたのは彼らは銀鉱山株にも大規模なショートポジションを取っていたことが判明しました。
個人投資家はショートポジションを取っている会社の株を狙いショートスクイーズを仕掛けました。
価格操作を試みていたのは、現物の先物価格だけではなかったのです。
先日はコメックスでウォールストリートは約2年分の採掘量に相当する量のペーパーシルバーを売りに出して、価格を押し下げようとしました。
実際にはありえないことが誰だもわかるくらいの量の契約を売っているわけですから、なりふり構わなくなっていることが分かります。
価格操作は分かりにくくやるのが普通ですが、それもできなくなっているほど上昇圧力が強いということになります。
ですから、まだ価格が抑えられているうちに、現物はもちろんですが、少しだけ銀鉱山の株を買って、放置することをお勧めします。
もしかしたら、今後株式市場が大暴落することがあるとすれば、その時はつられて下がる可能性はありますが、あまり気にせずに数年間は放置するくらいの気持ちで保有するのが良いのではないかと思います。
先日、GATOS SILVERの話を書きましたが、私はそれ以外にも仕込んでいます。
例えば、最近Couer Mining, Hecla Miningの株を買い増しました。
銀鉱株は無数にあり、小規模の会社だと株価が1ドル以下というところも普通にあります。
ただ他の会社と同様、経営内容が良くわからなかったり、かなりギャンブル性の高い採掘をしているところも多いようなので、ある程度の規模の会社を買った方が無難なようですね。
もちろん、大当たりして株価が数十倍になる可能性もゼロではありませんが、外れる可能性も高そうですね。
ウォールストリートがショートポジションを取っているということは、買い集めているということなのだと思います。
いつかは分かりませんが、彼らのタイミングで価格を釣り上げる時がすると思います。
銀行預金として資産を持つよりも、一部を株に変えておくのは賢いやり方だと思います。
銀鉱株が爆発するのは時間の問題だと思います。それが今年なのか、来年なのかは分かりませんがいずれにしても、今仕込んでおくべきだと思います。
現物は全力で買いに行っても大丈夫だと思いますが、株への投資は資金の一部だけにしてくださいね。