大都市からの人口流出が止まりません。
少し前からカリフォルニアからの人口流出が止まらないということは報道されていましたが、数日前にサンフランシスコから特に流出が激しいということが報道されました。
このグラフはサンフランシスコの売り物件の急増を示したもので、言い換えれば、それだけ多くの人たちが引っ越しをしていることを示しています。
ニューヨークも人口流出が止まりません。
METRO New Yorkers keep moving out of the city to suburbs, other states
人が大勢住んでいることによるコロナ感染への恐怖、高い家賃、そして悪化する治安、それに加え財政悪化のため増税が不可避となる大都市には住みたくないと人々が思うのは当然です。
カリフォルニアは富裕層に対して、増税する計画を立てており、流出に拍車をかけるといわれています。
大都市に住むことのメリット、例えばコンサートやスポーツイベントなどは今は閉鎖されていますから、魅力はなくなり、残るのはデメリットだけということになります。
1790年、アメリカでは93%のアメリカ人は田舎に住んでおり、わずか7%がボストンやニューヨークなどの大都市に住んでいました。
しかし、時代は変わり今では人口の80%が大都市に住んでいます。
しかし、今この人口の大きな流れが変わったと考える人は多くいます。
郊外で治安が良く、良い学校があり、税金が安い場所に人々が移り住む大きな流れができつつあると言われています。
特に移動していくのは、資金的に余裕があり、高学歴の人々です。
特に民主党の地盤の大都市の下落は激しいと思わります。
所得が低く、移動できない人たちは都心部に取り残され、一層治安が悪化するのではという懸念もあるようです。
ここでの疑問はこの流れは長期間続くものなのか、それともコロナウイルスが終わり大都市の治安も戻れば、人々は戻ってくるものなのか、という点です、
これは時間がたたないとわかりません。それによって、都心部の不動産はねらい目となるのかどうかはの判断は変わりそうです。
私は結局は戻ってくると思っていますが、、、、