これは誰でもそういう傾向があるのですが、他人と自分を比較してしまうということがあると思います。
投資家、そして起業家に中には、意識してか無意識がは分かりませんが、他人と比較してしまうがゆえに、もっと上を目指せるはずだと考える人がいます。
家族や親しい友人の中に、大成功している人がいたり、いい家庭の出である人の場合、余計にそういう意識が強いようです。
そういう傾向は誰にでもあるので仕方ないし、もっと上を狙いたいという願望は分かりますが、意識的にデメリットについても考えるべきだと思うのです。
アリがちなデメリットとしては、自分の実力では不可能なことに手を出して失敗するということがあります。
成功したいという思いが強すぎるあまり、実現不可能なことばかりに手を出して、何一つ成功しないという人が時々います。
失敗ばかりでなかなか成功しないので、追い込まれ、一発逆転を狙いよりハイリスクのモノに手を出す人もいます。
あるいは、そういうことが実現できそうな人に助けを依頼するのですが、実力が足りないことが露呈するため、そこまで必要な人材とはみなされないというパターンがよくあります。
あとは早く成功したいと思うがゆえに、地道に努力することをしなくなる。
私が知る限り、経済的な面に関しては、成功と努力にはかなりの相関関係があります。
というかそれなしでは達成不可能な場合がほとんどです。
楽して儲けようとか、他人の成功に一口噛んで成功しようという甘い考えを持っている人に限って、何年たっても一向に何も変わらないものなのです。
甘いことを考えている間に、時間だけが過ぎていくという残念な人もいます。
あとは、必要な手順を飛ばして何かをやろうとすることが大失敗の原因になる場合がほとんどなのです。
最近、人と会ううちにそんなことをよく考えます。
他人のことはよくわかっても、自分のことはよくわからない。知性に優れ、高学歴の人でもそうなのです。
人ってそんなものなのかもしれませんね。