先日、アメリカの土地売却に絡むお話をいただきました。かなり昔に買われた土地のようで、安く買っていらっしゃるので利益ができるのではないかという話です。
土地に関する考えは日本とアメリカではかなり違います。
日本では土地神話がいまだに強いですが、アメリカでは土地は基本的に安いです。そして金融機関の評価はかなり低い傾向にあります。
私も過去に一等地に大きな土地を持っていたことがあり、金融機関に融資の担保になるかどうか打診したことがありましたが、断られました。
つまりただの土地では価値がないと言われたのと同じです。
一般的な傾向として、ただの土地でも開発計画の認可が下りると、金融機関が融資を下すことがあるようです。
つまり、土地に価値があるのではなく、開発計画に価値があるということです。
それとは別に、私が保有している物件の隣の空き地を購入したことがあります。その時はたったの1000ドルでした。
もちろん都会の中心部とかでは全く違う話になるとは思います。
日本人でもアメリカのランドバンキングをしている人がいます。
利益が出るかどうかはよくわかりませんが、アメリカでは基本、土地は安いもの、価値があまり認められない傾向があるということを知っておくと、土地を買う際のアプローチが変わります。