最近、期待を裏切られる出来事がありましたので、そのことについて書きたいと思います。
まだよく理解できていない点もあるかもしれませんが、第三者的な視線で起こっていることを考えていただきたいと思います。
トランプ大統領はCBDCの発行を繰り返し否定しており、非常に危険だとした上でFRBが発行することを阻止することを誓いました。
一方で、ここ最近は暗号通貨を推進する動きを見せていますが、私の思っていたのとは違う方向性のようです。
アメリカを暗号通貨の中心地にする旨の発言を繰り返していますが、私は行くべき先はそこではなくアメリカ憲法で制定されていたお金に回帰することだと思っていました。
昨日、関連した新たな動きがありました。
トランプ大統領と家族は新たな暗号通貨のプラットフォームをリリースすると発表しました。
ワールドリバティファイナンシャル(WLFI)という名前がつけられています。
報じられている内容では、米ドルの優位性を保持するためのステーブルコインであるとしています。
これを聞いただけで首を傾げる人もいるはずです。
Trump Crypto Project Aims to Maintain US Dollar Supremacy With Stablecoins
上のリンクには開発者の発言が収められていますが、このように書かれています。
「我々は米ドルとペッグさせるステーブルコインを必要としており、世界の決済手段として今後100年間続いていくことになる」と述べています。
どうやら今の米ドルを下支えすることが主な目的のようです。
世界の決済手段に言及していることからは、SWIFTの体制維持のことも念頭に置いているようです。
開発チームは長期間の間、経済システムの根幹でありつづけた米ドルは外国からの攻撃に晒されている点を指摘しています。
専門家たちはBRICS加盟国が脱米ドルを行い、競合の決済システムの使用開始をするのは間近であると見ており、それに対抗する手段であると考えられています。
WLFIはイーサリアムとAaveを使用するシステムのようです。
同様のシステムは数か月前にハッキングで巨額の被害を出したため、不安視する声が上がっていますが、開発チームは懸念を否定しています。
大統領選挙のファンドレイジングが目的なのでしょうが、あまりにも杜撰だと言わざるを得ません。
安全面での不安があるだけでなく、死にゆく米ドルを支えることが目的であること、そして中身がCBDCに酷似していることに注目すべきです。
こんなことをしている間にも、世界中の中央銀行は金を大量に購入しており崩壊に備えています。
もう一つ忘れてはならない点があります。
WLFIは「デジタル的に何百万ものアメリカ人に力を与える」ものとなると主張しています。
トランプ大統領は以前にも権力を一部の人々から国民に戻すことを宣言していましたが、それを彷彿させるものです。
しかしWLFIに関しては、トランプ一家とインサイダーが70%を保有していることも注目に値します。
リバティという名前はついてはいますが、人々が自由になるとは思えません。
ロスチャイルドからトランプに変わるだけの話です。
まだ公表していない隠された目的があるのかもしれませんが、これを見る限りは個人的には絶望としか言いようがありません。
信用していると、思いっきり騙されるかもしれません。私の理解が間違っていることを願っています。
別の話ですがトランプ大統領に関しては、イーロンマスクを新政権の政府の高官に任命することを明言しています。
イーロンマスクと言えば、ハロウィンパーティーでバフォメットと逆十字のコスチュームを着ていました。
この意味するところもよく考えた方がよさそうです。
みんな騙されているかもしれませんよ。