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JPモルガンとドイツバンクの価格操作

最近、話題になっているのはJPモルガンが金と銀の価格操作を行っていたことで、莫大な罰金を科せられたという事件です。

それとほぼ同時にドイツ銀行の元職員も同じ手口で、金と銀の価格操作を行っていたことが判明し、有罪判決を受けています。

報道によると、ドイツ銀行の職員は価格操作のやり方は先輩の行員から教わり、それは銀行内で非常にありふれたことだったと話しています。

恐らく、問題はこの2つの銀行だけではないのでしょう。

価格操作の手口はスプーフィングと呼ばれるもので、いわゆるペーパーゴールドとペーパーシルバーを使い、決済するつもりもないのに大量の売り注文を出すことにより、価格が上がらないようにするという手口です。

 

Contributed Commentaries Silver rises, JP Morgan manipulates! 29 September

Two Ex- Deutsche Bank traders found guilty of spoofing gold and silver markets

 

ドイツ銀行はわかりませんが、JPモルガンは大量に金と銀を買っていることは前から報道されていたので、価格が上がらないように操作しつつ、現物を大量に仕入れていたのでしょう。

一時期から見ると金の価格はかなりの高値を付けていて、銀も今年の前半から比べると上がりました。今は少しは下がっていますが。

 

お金を儲けたければ、こういう汚い金融資本と同じことをすればよいということになるのだと思います。

JPモルガンは莫大なペナルティを支払い結果となりましたが、これによって得た利益を考えると、痛くもかゆくもないのが本音だと思います。

価格操作をしてこの価格ですから、今後はもっと上がると思っていた方が無難だと思います。

すでに通貨に対する人々の信頼が失われることを視野に入れているのでしょうね。

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