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選択肢が少ない人は損をする

至極当たり前のことですが、選択肢が限られている、あるいは一つしかないと不利な立場に追い込まれることがあります。

1つの仕事しかできない人は、職を失うと他の仕事に鞍替えできないこともよくありますし、投資に関しても一極手中しかしていなくて、その一点が崩れるとバックアップがないという人も多くいます。

仕事にしても投資にしても、人間のやることですから、想定外の事態は良く起こります。

最近でもかぼちゃの馬車でやられたり、仮想通貨でやられたりした人のほとんどは他の選択肢を用意していなかったのではないかと思います。つまり「失敗するはずはない」という仮定の下で、全財産をつぎ込んでいたのでしょう。

ですから、日ごろから仕事でも、投資でも人間関係でも選択肢を複数用意するようにしておくのは、いざというときに助かりますし、そういう場面は意外と多いものです。

考え方を柔軟にして、様々なタイプの事業を起こすことはかなりのリスクヘッジになります。やる時は面倒だなと感じるかもしれませんが、人生何が起こるかは後にならないと分からないものです。意外なものが人生を救うということさえありうるのです。

仕事にしても、投資にしても最低2つは頼れるものを確保すべきだと思います。

 

人間関係も同じです。何かを交渉するときに引き出しが多い方が明らかに優位に立てます。

 

最近、ある出来事がありました。

知り合いの弁護士にある仕事を依頼したのですが、過大な報酬を要求してきたのです。

「自分は経験のある弁護士だし、それくらいの報酬はもらっても当然」とばかりに、かなり高額の報酬を求めてきました。

本人は「自分はオンリーワンで、代わりはいない」といった主張をしてくるのですが、我々依頼する側としては、弁護士は他にもおり、別のこの人にお願いしなくても、他にも弁護士はおり、我々の提示する条件で引き分けてくれる弁護士は他にもいるだろう、という結論になりました。

この弁護士としては、儲かりそうな話なので、何とか少しでも多く分け前にあずかりたいと考えたのでしょうが、この人のスキルは他の人でも代用が聞くものなので、そこが弱みとなってしまいました。

もし本当に何か別のスキルがあって、我々にその選択肢を選べないとしたら、交渉は全く違ったものになったと思います。

 

当たり前ですが、ビジネスと投資の交渉では、選択肢を複数持つこと、そして自分にしかできない何かを持つことが利益を最大化する秘訣と言えると思います。

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