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資産運用と「フェイクニュース」

ここ数年、フェイクニュースについての報道がなされるようになり、報道の内容の真偽を確かめようとする人たちも増えてきました。

人間は歴史を通じて、情報を操作するということを普通に行ってました。

古代では、戦争に勝利した側が功績を誇張したり、負けたほうを悪者扱いするということはごく普通に行われてきました。

歴史は勝者が作る、と言われるのには、勝者が「正しく、賢く、強い」からで、敗者が「不正で、愚かで、弱い」からであるという評価を人々に植え付けることが行われてきたからです。

つまり、「報道と事実は異なる」と考えておかないと、間違った情報に流されます。

一般に流れている情報の100%が間違っているとは言えないものの、真実のうちに、いくらかの「ウソ」を混ぜるということはよくある話です。

 

こと投資に関していえば、やはり「フェイクニュース」に踊らされる人が大半なのは現実です。

残念ながら、これは日本人は「情報はタダだ」という考えを持っている人が非常に多いからです。

株式の世界では、風説の流布は証券取引法で禁じられていますが、それ以外の投資では罰則はありません。つまり完全には間違ってはいないものの、恣意的に解釈されている情報がホンモノとして、投資家に提供されているという現実があります。

質の悪い情報は人を貧乏にします。これほどまでに多くの人がお金で苦労している理由は単純で、時代遅れだったり、偏っていたり、間違っている情報を取り入れ、それに基づいて行動しているからです。

 

つまり情報を得るために対価を払う、あるいは第一次情報を入手するスキルを身に着けない限り、いつまでたっても投資難民のままということになるのでしょう。

ブログ読者たちからいただく問い合わせメールを見て、そんなことを思いました。

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