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タレント弁護士を雇うということ、、、、

私には長い付き合いの弁護士がいるのですが、ここ最近テレビの出演依頼が相次いでいます。

弁護士としての経歴も素晴らしく、優秀なのでテレビ向きなのでしょう。

会社の顧問弁護士として雇っているのですが、テレビに出始めてからというもの、相談に行って本人は不在で、経験の浅い別の弁護士が対応することが多くなり、仕事を依頼しても、同じで実際に仕事をするのは本人ではないという状況が続くようになりました。

以前、この事務所にはこの弁護士のアシスタント的に非常に優秀な別の弁護士がいましたが、気づいたら別の弁護士事務所に移籍していました。

ひとりの弁護士が見落としたところを、もう一人がカバーするといった感じで、とても信頼していたのですが、それもなくなってしまったわけです。

 

タレント弁護士になれば、有名になりクライアントは増えるのかもしれません。しかし残念ながら肝心の弁護士としての本業の方にはかなり疑問符が付くようになってしまいました。

法律の世界はかなりシビアです。優秀で経験のある弁護士たちが、相手の見落としたところやスキを突いて、裁判で負かしたり、契約書にトラップを埋め込むということは日常茶飯事です。

タレント業務や有名になって本業に集中できなくなった弁護士に、大切な法律の仕事を任せるのは心もとないものです。

 

弁護士を雇う必要がある時は、有名だからという理由で雇うことのないようにしましょう。

 

私の知り合いも少し前に事務所の所長がタレント弁護士というところと契約しました。

しかし、実際の仕事は弁護士になりたての若い人に仕事を振られてしまいました。作成した書類を見せていただきましたが、素人の私から見てもかなり不完全なように見えました。

無名でも有能な弁護士を見つけてきちんと仕事をしてもらった方が安心です。タレント弁護士になった時点で、弁護士としては終わりなのかもしれません。

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