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お金がない人と組んではいけない

国内海外を問わずビジネスを始めるために、ビジネスパートナーが必要になることがほとんどです。

だれと一緒にビジネスを始めるかというのは、時には何をやるかよりも大切で、正しいパートナーを選ぶかどうかで成功かそれとも失敗かが決まる場合さえあります。

もちろん、パートナー候補者の経験や能力も大切です。しかし他にも考慮すべき予想があります。

 

私のこれまでの失敗例を考えると、お金に困っている人、あるいは金銭的な余裕がない人とのビジネスは失敗する確率が高いです。

なぜかというと、新規事業の場合、収益が上がり始めるまで無給で働かなくてはならない期間があるのが普通で、その期間を持ちこたえられない可能性が高いからです。

収益が上がっていないのにもかかわらず、多額の給料を要求したり、ひどい場合には会社の金に手を付けるような人も過去にはいました。

収益が上がる前に役員報酬を払い、しかもビジネスパートナーとして会社の株式を保有させるのは意味がありません。

そして、これが原因で収益が上がり始める前に事業がストップする可能性さえあります。

金銭面で困っているのは、深刻な人格上の欠陥のせいかもしれません。

例えば、浪費癖が強かったり、ギャンブル癖のせいである場合さえあります。どちらも起業家として望ましい性質ではありません。

自分の金銭管理をできないということは、もっと大きな規模のもの、つまり会社の金銭管理もできないということになるからです。

 

ビジネスパートナーの候補者が良い経験があり、事業に必要な能力を持っているとしても、もし金銭面での問題を抱えているようならば、立ち止まってそれに伴うリスクについてよく考えてみるべきです。

大金持ちである必要はありませんが、毎月の支払いにも困るような人であるならば、非常に悪いサインだと思います。

 

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