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この世の中に元本保証というものは存在しない

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先日、ある方から質問を受けました。「この投資案件の元本保証ではないのですか」と、、、、一瞬、どう答えようかと考えてしまいました。

金融に詳しい方なら、だれでも知っていますが、そんなものは存在しませんし、そもそも銀行以外で元本保証するのは違法行為です。

中には「元本保証」とうたっている案件もありますが、その販売会社が保証しているだけで、その会社が倒産してしまえば、何の保証にもなりません。

それならば銀行に預金しておいた方が安心だと思われるかもしれません。

 

しかし銀行に預金していれば、本当に「元本保証」されているのでしょうか?

一般に、預金には預金保険機構によるペイオフ制度が存在しており、万一、お金を預けている銀行が破綻すれば、預金は保護されることになっています。ペイオフには1金融機関あたり、預金者ひとり1000万円とその利子までという限度額があります。

だから安心だと思っている人がほとんどだと思います。確かに地方銀行や信用金庫レベルが破たんすれば、預金は守られると思います。しかし例えば、UFJのようなメガバンクが破たんするとすれば、どうでしょうか?

メガバンクは規模が大きすぎるため、ペイオフは機能しないと言われており、またほかの銀行の預金者も一斉に引き出しをするので、大混乱となるのは間違いないでしょう。また日本が財政破たんすれば、間違いなくペイオフは機能しないでしょう。

これが現実に起こるかどうかは別にして、「銀行に預金していても、必ずしも元本保証ではない」という事実を、知っておくべきです。

 

実は、ペイオフ以外のリスクもあります。物価上昇による「預金の目減り」です。

預金通帳に通帳残高を印字してみても、数字的には何も変わらないのですが、実際はお金の価値は常に動いています。アベノミクスでやっているインフレターゲットというのはまさにそれです。

人が生産活動を行い、経済が成長していけば、物価は緩やかに上昇していきます。モノの価値が上がるということは、相対的にお金の価値は下がっていくことを意味します。昨日までは100円で買えたものが、明日には105円、来週には110円出さないと買えないということが現実には起こりうるのです。つまりお金を銀行に置いておくだけでは、価値を保ち続けることは難しいのです。

 

つまり私が言いたいのは、「元本保証などこの世には存在しない」ということです。

ですから投資を考える時に「元本保証」ですか、と聞くのは見当違いの質問だということです。

お金は動かさないでおいておくと、増えるどころか減っていくものだと理解することが資産運用の第一歩です。

ですから投資案件を考える時に、相手に元本保証を要求するのではなく、どうすればリスクを避けて、増やしていけるのか、そうしたことを考えるべきだと思います。

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